キャンプはいいぞ

主にキャンプ関係の備忘録的な扱い

地獄の三日目

結局寝られないまま朝を迎えた3日目・・・

 

こむら返りは退いたものの日焼けのヒリヒリとスネのズキズキは継続中です。

とは言えこの日は最終日かつタイムリミットがあるためゆっくりはできません。

 

今回のキャンプ場の沿線道路はオリンピック競技(自転車レース)の会場なので午後から交通規制されるのです。

12:00過ぎには御殿場を出なければ帰れません

 

経験が少ないと撤収作業に思ったより時間を取られることは経験済みです。

なので、起きたら徐々に撤収していこうとは思ってました。

6:00くらいにテントを出て、ゆっくりと撤収作業を開始します。

(他のサイトの方々は優雅に朝食の準備してましたが)

 

が、8:00くらいになると日差しも強くなり体力を持って行かれます。

この辺は睡眠不足と体内の水分不足(脱水症状)が原因かと思われます。

なので、せめてのエネルギーチャージで前日に買っておいたポテチとロックアイスが溶けた後の水をペットボトルに注ぎ、

同時摂取することで簡易経口補水液を摂取していたものの、

時既に遅し・・・

 

もう8:00過ぎからは日差しのせいでパフォーマンスが落ちまくりで、

最終的には座りながらでないと作業が出来ない状態でした。

水分は取ってるはずなのに汗は出ないし、高校時代のバスケ夏合宿を思い出しました。

(今思えばこの時点で脱水症状は出ていたかと思われ)

 

何とか11:30くらいに全ての撤収作業を終え、


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「さて、帰るか…」となったのですが、またココでこむら返り!!

しかも脚と手先!!

もう、この時点で完全に脱水症状だと理解しました😨😨😨

とは言え意識はハッキリしていたので、

まずは最寄りのコンビニへ行ってエネルギーチャージだと・・・

(手持ちでエネルギー源となりそうなものはなったので)

 

徒歩10minの道のりを騙し騙し(手足が攣りそうになりながら)バイクを運転。

(絶対にマネしないでください。最悪操作不能であの世行きです)

もうこの時点でコンビニ周りはお巡りさんとか自衛隊とかが警備している状態。

ずんぺはそうとう怪しい人物に見えたでしょう・・・

だって、ピクピクしてるのだからwww

 

判断力も低下しているため脱水症状の対策もググることなく

とりあえずゼリー系の栄養補給とポカリ500を購入。

(ちゃっかりお土産の地ビールも購入)

 

店先でしばし休憩し、カラダが落ち着いたところを見計らって一気に国道246へ抜けることを決意!

しかし246に出たところで手先がまた攣り出したのです・・・

スクーターなので脚ならまだしも手先はマズイと思い246沿いのコンビニへ退避。

この時点でまだキャンプ場から10kmほどでした・・・

 

ここからが修羅場でした。

いくら休んでも手足のこむら返りが収まらない(もはや痙攣レベル)

日陰で勝手に休ませてもらい体調の回復を図ります。

残り70km走らないといけないので・・・

 

ここで現代の叡智であるスマホの出番です。

脱水症状か熱中症なのは確定なので対策方法をググります。

「とりあえず血管を冷やせ」とのことで、あらかじめ買っておいたロックアイス(未開封)で首の後ろを冷やします。

同時にポカリ500を追加摂取(さっきのは10minそこらで既に飲み干してます)

 

いくら休んでも体調が回復する兆しがないまま1時間ほど経過し救世主が現れます。

ファーストコンタクトは向こうから「Are you OK?」と英語で話しかけられました。

どうやら地元にお住いの海外出身者の妙齢女性でした。

ずんぺは英語堪能ではないのでしどろもどろでしたが日本語は普通に通じました。

話を聞くと、もともと医療関係のお仕事をされていたようで簡単な診察をしてもらい、更におにぎりとポカリ500を差し入れてくれました。

ここで脱水症状とほぼ確定し急ぐ旅で無いのなら、ゆっくり休んでいきなさいとのアドバイスを頂いたので、上記のアイシングとポカリ補給を繰り返し体調の回復を図りました。

 

その後女性は帰路へ向かい、それから2時間ほど体調の回復を図るものの良くなる兆しは見られなかったので、回転数の少ないアタマで少し考えました。

「手足の痙攣(筋肉の緊張)は脳から送られる電気信号でしょ?だったらオーバーヒートしているであろう脳を直接冷やしたらよくね?」と。

それまで首の後ろをアイシングしてたものを直接頭に乗せることにしました。

コレ(が理由かは不明)が良いほうに転び1時間ほどで何とかスクーターの運転くらいなら出来そうな程には回復しました。

急な動作をしなければ手足が攣ることはなさそうなのでゆっくりとコンビニを後にしました。

ココまで4時間ほど同じコンビニで休憩し、飲んだポカリは4Lに迫る勢いでした。

 

同じ姿勢でバイクを運転するのは元々得意だったので、

手先の緊張状態を気にしながら、

信号待ちではポカリ補給、

少しでも兆しが現れたら休憩を繰り返し何とか自宅へ到着することが出来ました。

健康体なら2時間くらいで走破できるところを8時間かかりました。

ま、道中無事だったので良かったのですが。

 

帰宅後、気が抜けたのか、ポカリの飲み過ぎか判りませんが、

シャワー中に吐いてしまいました。

 

一晩たっても体調はイマイチだったので後日最寄りのお医者に伺ったのですが、

「それ、救急車呼ぶレベルだからw」とのこと。

 

夏場のキャンプは水分&ミネラル補給が肝ということを痛感させられた出来事でした。

粉ポカリなり麦茶パックを忍ばせておくと良いかと思います。